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おばはんの体育な日々

おばはんの体育な日々

第30回篠山ABCマラソン(10)

第30回篠山ABCマラソン大会


 日時:平成22年3月7日(日) 天候:雨、風もけっこう吹いて、寒い

 ゴールタイム 3時間26分22秒 (NET 3時間25分28秒)
 sasayamaraphikakuhyo10.jpg

 コース図および高低図は2年前の今大会レポートをご参照ください。

 篠山ABCマラソンは今年でなんと13回目。昨年は苦手な篠山ではじめてサブ3.5を達成、コースベストが出た。
 今年は雨模様で気温も低いと言う好きな条件だ。自己ベスト更新とまでは行かずとも、できればコースベストは更新したい。

※スタートまで
 
 どこの大会も参加者激増、篠山も多分例外ではなかろう。毎年家を出る時間が早くなっているが、今年も昨年よりさらに30分早くに出立、例年どおり昨夜炊いた赤飯をおにぎりにし、さらにプルーン入りのパンとバナナも朝食用に持参して家を出た。

 予想通り今年は参加者が多いらしい。ラジオの交通情報が「舞鶴若狭自動車道、丹南篠山口IC付近で渋滞5km」と言っている。

 河川敷駐車場への入口はもう渋滞している。ここはランコースになっているので交通規制が解かれる午後4時10分まで出られないのだが、サブスリーでゴールしない限り、なんだかんだしているうちにちょうどいい時間になるので、多分ノープロブレム。

 会場まで1kmちょっと、小雨の中をとぼとぼ歩いていく。

 駐車場を出る頃から催していたのが我慢しづらくなってきたので、受付前にトイレに。まだ時間は早いのにトイレには長い列が出来ている。

 受付の後、更衣室へ。今年は小学校体育館が使えないらしく、女子更衣室はたんば田園交響ホール、ホールの中はすでにランナーで満員だ。2階に上がって隅のスペースを半畳ばかり確保して更衣した。

 雨は避けられそうになく寒そうなので、予定通り赤の長袖シャツと長タイツ(CW-X)に黒のキャップ、黒の冬用手袋、いまだ撃沈なしの縁起のいい装束だ。ウェストポーチに、塩飴と塩キャラメル、痙攣の対策とお守りでもある芍薬甘草湯。もちろん防寒防雨用ビニール袋をかぶる。

RStug100307.jpg  タイム計測のアイテムはチップでなしに「RSタグ」というものに替わっている。4cm四方の厚紙様の板を、お菓子の袋を留めるようなビニタイでシューズの紐に留め付ける。紐を解かなくても装着できるので便利と言えば便利だが、チップよりかなり大きいので、視覚的に大いなる違和感がある。履いていみて違和感があったらイヤだなと思うし、ビニタイ留めは外れたりしないのか心配だな(このあとシューズを履いたときは何の違和感もなく、ゴールまでタグのことはまるで失念してました)。

 会場でいただいたお茶を飲みながら、パンと赤飯のおにぎり1個とバナナを食べた。

 隣で更衣していた方は、大阪方面からのマラソンバスで来られたそうだが、ICの渋滞に捕まって到着がずいぶん遅れたそうだ。

 更衣室を出る前にもう一度トイレに並んで用を足す。
 建物の外に出たときにはもうスタート位置に並ぶ時間になっていた。あまり雨のかからないところで軽くストレッチだけして所定の位置に向かう。
 どれくらい読んだのかは記憶にないのだが、予想タイムをサバ読んで申告した甲斐があって、今年もAブロックからのスタートだ。Aブロックにもたくさんのランナーがすでに並んでいて、隙間をぬって中ほどくらいまで進む。
 並んだままスタートを待つ。小雨は降り続いていて足の先が凍えて感覚がなくなりつつある。

 開会式はもう終わったのかなぁ。翌日聞いた所では、ゲストの有森さんと小島兄弟の他に、朝日放送の三代澤アナウンサーや太平サブローさん、女芸人さんも走ったらしいのだけど、このとき現地では何の情報もなし。酒井篠山市長自らも走ったらしい。

100307sasayamastmitorokuhpyori.jpg 10:40 登記登録の選手がスタート。未登録の選手の団体はスタートラインまで進む、昨年よりかなり後みたいだ。
 10:50 未登録の部の選手スタート。

 HPからいただいてきたこのスタートの写真、確かにサブローさんが写ってます。

★0~5km (0.54) 24.13 (号砲から 25.07)

 スタートロス、50秒くらい。スタート直後は昨年より混雑していて、最初から自分のペースで走りにくい。序盤の5キロを24分以内でカバー出来ず、今年はいいタイムは望めなさそうだ。

★5~10km  23.24  (48.31)

 やっと24分以内で走れるようになってきた。雨は小止みになったし温まってきたので、ビニール袋を脱いだ。
 お猿さんの仮装のランナーを追い抜いたと思ったら声をかけられた、オイちゃんだった。全身赤の還暦装束からこれに替わったそうだ。水玉模様だったっけか赤い腰巻と頭の赤いリボンが超かわいい。この雨では仮装は重くなって大変だろうなぁ。

★10~15km  24.09 (1.12.41)

 ちょっとアップダウンがあるが、24分を超えた。昨年並みには走れない。
 寒いけど各給水ではドリンクを欠かさず摂った。
 止んだと思った雨はまた降り出したり、止んだり、以後ずうっとそんな感じで終始した。

★15~20km  24.01 (1.36.42)

100307sasayamakasomagnumsanto.jpg 篠山鳳鳴高校の前にはたくさんの沿道の応援があり、ブラスバンドの演奏に励まされて坂を上る。
 このあたりから、派手なバイクウェアの見知らぬお二人さんについて走ってたのだが、なぜかこの方々が懐かしいMagnumさんとダブって見えて、彼らにはなんとしても負けられねぇ、という気になる。バトルのときのMagnumさんは黒い地味なウェアだったのに、ヘンですね。
 Magnumさん、遠い海のかなたでお元気でしょうか。 

★20~25km  24.10 (2.00.53)

 20kmまで走ってきた有森裕子さんと今年もハイタッチ。ずいぶん遠くから「フォー!フォー!」と怪しく叫ぶ奇声が聞こえていた。有森さんは壊れかけてるいるようだ。
 ハーフ通過は1時間42分台。昨年末の加古川より2分以上遅く、先々週の坂だらけのうずしおハーフとほぼ同じ。
 仮想Magnumさんとは離れそうになりながらも、なんとかついて行けている。

★25~30km  24.39 (2.25.32)

 25km手前で左折すると対面通行になり、折り返してきた速いランナーさんたちとすれ違う。
 たっちゃんのピンク帽子、mk_r44さんのサンバイザー、どちらも気がついたときには通り過ぎていて、後姿に手を振ったけど気がつかなかっただろうなぁ。
 もりもりさんのぷーさん帽子とすれ違ったのは、折返し手前1kmぐらい地点だった。ゴールまで追いつけそうにない。
 仮想Magnumさんとは、いつの間にか離れてしまった。前方には見えないので先行したようだ。
 昨年終盤にガス欠になったので、このあたりでエネルギー補給、塩キャラメルをひとつ口に入れた。手がかじかんでウェストポーチから出して袋を破くまでたいそう苦労した。
   
★30~35km  25.51 (2.51.24)

 折返してすぐしげるVK925さんに捕獲された。今年はバイクでなしに車で来たので言い訳ができない、と言いながらいいペースで走っておられる。
 32km地点のシシ汁エイドで停止、追いつけるよう頑張りますと宣言してしげるさんと別れた。
 シシ汁のお椀をいただくと、おじさんが「女性ははじめて」と言う。速い人達は止まらないのよ。
 取ったお椀の中はこんにゃくと野菜だけで、シシ肉が一切れも入ってなかった…おつゆだけ飲んで塩分を補給し、シシ汁休憩1分半で出発。

★35~40km  24.20 (3.15.44)

 塩キャラメルをもうひとつ食べる。
 しげるさんに追いつけるかなと思いながら走るが、前方に黄色いウェアは見当たらない。あとで聞いたら、トイレタイムの間にスルーしたらしい。
 脚はまだ動いている、攣りそうな感じもない。このまま失速しないで行けたら、コースベストが出るかもしれない。前半はあきらめていた欲が出てきた。
 35キロ以降は下り基調、いままでここが下りだとはあまり感じたことがなかったが、脚が動く。

100307sasayamagoal.jpg★40~ゴール  10.37 (3.26.22)

 あと1kmくらいになって前方に未登録女子のゼッケンをつけた二人のランナーが近づいてきた。昨年11位だったものだから、あの二人を抜いたらベストテンが見えてくるかも…欲と二人連れで最後のひと頑張り、二人を抜き去った。
 右に曲がってお堀端を北上、ゴールまであと少しだ。
 ゴールゲートが見えてあと20mくらいだったかなぁ、「未登録女子は左へ」とコースを替えた瞬間、抜き去ったはずのおねぇさんに抜き返されて追いつけず、5mほど遅れてゴールした。
 これで入賞を逃したのなら大いなる後悔だが、後日確認したら順位は15位、抜いてても抜かれても、大勢に影響ない順位でした。

 ゴールタイム 3時間26分22秒 (NET 3時間25分28秒くらい) コースベストが出た!

<ゴール後>

 ゴールすると、完走メダルをかけてくれ、ペットボトルの水をくれる。
 高校生だろうか若い娘さんが針金を解いてチップを外してくれた。寒さで手がかじかんでいるので、これは大いに助かる。
 ゴールでいただくシシ汁は、ちょっと煮詰まってて塩分たっぷり、すんごく熱かったけど、それがとってもおいしくてお肉も野菜もたっぷりの具はもちろん、おつゆまで完食した。
 ここでしげるさんに再会。
 このころには雨はしっかり降ってきていたので、早々に更衣に向かう。

 更衣室の確保場所に行くと、偶然にもあの最後に抜かれたおねぇさんが2m隣で更衣していた。「汚い抜き方してしまいました。」と笑ってた。ほんとだわ。去年は3位に入賞したそうで、あらま、実力者だったのね、それならしかたないか。

sasayamamiyagedokoromorimoto.jpg
sasayamamiyagedokoromorimotomap.jpg 雨が降っているし誰にも会えないので、早々に会場をあとにした。
 駐車場への道すがら、おみやげ屋さんで白玉団子の入ったぜんざいをいただいた。熱いお茶もいただいて、生き返った気分。今年もここでお土産に山の芋と黒豆茶、自宅用に黒豆も買った。
 毎年ランナーへの接待をしてくれています「おみやげ処森本」さんです。河川敷駐車場に駐める皆さん、ぜひお立ち寄りくださいな。

 車に着いたのは4時頃だった。ほどなく交通規制が解かれ駐車場からの脱出はスムーズ、帰り道を少し間違えて高速道路行きの方角に出てしまって渋滞にはまりかけたが、気がついて脇道にそれ、あまり時間を食わずに帰路につけた。
 帰り道にある今田温泉「ぬくもりの湯」でお風呂をいただいて帰った。
 
100307sasayamakansosho.jpg 参加賞Tシャツと、「ケンミン焼きビーフン」。完走メダルを写すのを忘れました。
 完走証は後日写真入のが送られて来る。

※ 総括

 今年は小雨で寒いというどちらかというと好きなコンディションだった。寒いので脚の痙攣にみまわれることもなく、ガス欠になることもなく、最後まで失速せずに走れた。序盤にからベストを狙ってもう少し頑張っておけばよかった、と少し悔やまれる点もあるが、コースベストを約1分更新したので上出来でしょう。


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